EXCELでスピーカーシミュレーション(3)
3.音圧の式を求める
点音源についての速度ポテンシャルの式が求まりましたので、これから音圧を求めます。音圧は、速度ポテンシャルを用いると下記の式で表すことができました。
これに式(18)を代入すると、下記となります。
上記の式は点音源、すなわちある一点からあらゆる方向に放射される角周波数
そして、体積速度Qは、振動板面積
式(19)は、振動板からの距離
となります。
したがって、
さて、これまでスピーカーの出力音圧を求める式(1)を導出してぎしたが、実はまだ準備が足りません。式(1)の、すなわち空気の粒子速度がわからないのです。
次は、空気の粒子速度を求めます。
参考文献
なお、これまでの式の導出のために参考にさせていただいた書籍やサイトは下記です。大変分かりやすく、参考になりました。
1. 「音響工学原論」 ~伊藤毅著~
本書はPDF版が下記URLに公開されています。機械読み取りっぽいのでやや誤植もありますが、ありがたい限りです。
Acoustic Lab. - Waseda Univ.
2. 「オーディオトランスデューサ工学」 ~大賀寿郎著~
大賀先生の初学者向けに大変分かりやすく書いていただいている本です。
オーディオトランスデューサ工学
3. 「はじめての音響数値シミュレーションプログラミングガイド」 ~日本建築学会編~
本書は波動方程式導出を簡単に解説するとともに、有限要素法や境界要素法等の数値計算の具体的な解説がわかりやすく記載されています。
はじめての音響数値シミュレーションプログラミングガイド
4. 「マクスウェルの方程式と電磁波」
マセマ出版社の記事です。式変形が分かりやすく記載されています。
マクスウェルの方程式と電磁波